活動実績

クルーズ船について

一般質問

平成29年 第 3回 沖縄県議会(定例会)第4号 6月30日

答弁:嘉手苅文化観光スポーツ部長
4、観光振興について。
 (1)、那覇空港滑走路増設事業総予算と現在の進捗状況について伺いたい。
 (2)、平成33年度に向けた入域観光客数の新たな目標フレーム設定の裏づけとして、クルーズ船客の大幅な増加を挙げているが、現状は大型クルーズ船寄港への対応や受け入れ体制の未整備が指摘されている。今後のハードやソフト面での対策について伺いたい。

嘉手苅文化観光スポーツ部長

 4、観光振興についての御質問の中の(2)イ、クルーズ船寄港に伴うソフト面の対策についてお答えいたします。
 クルーズ船寄港に伴うソフト面での対策については、船内で乗客向けの沖縄イベントの開催、各港のクルーズ促進協議会と連携した観光案内所の設置等を継続的に行うとともに、外国人観光客を円滑に案内するため、特例通訳案内士制度を活用したガイドの育成をさらに行い、クルーズ船客の満足度向上を図ってまいります。
また、CIQの人員体制の拡充等を関係省庁へ引き続き求めていくとともに、寄港地及びその周辺地域への経済波及効果を高めるため、関係者と一体となってさまざまなツアー商品の造成を促進していきたいと考えております。

平成28年第3回沖縄県議会(定例会)第 2号 7月 5日

答弁:宮城土木環境部長・嘉手苅文化観光スポーツ部長
2、観光振興について。
 2015年度の本県の入域観光客数は、前年度比で10.7%増の793万6300人となり、過去最高記録を更新し、外国からの観光客が前年度比で、実に69.4%増の167万300人と大幅な伸びとなり、全体を押し上げたのが最大の要因のようであります。県は、2021年までに観光客1000万人達成を目標に掲げております。来年度の目標である840万人は、海外からの観光客の増加が今後も見込めることから可能であるとしても、1000万人観光客誘致を見込むには、国内観光客の大幅増が不可欠であると考えます。県の戦略的な取り組みを期待するものであります。
 そこで伺います。

 (3)、本県へのクルーズ船寄港が増加しているが、現状は那覇港への予約が殺到している状況にある。現在、クルーズ船が寄港している市町村の状況と、今後中城湾港を含めすみ分けが必要と考えるが、県の方針を伺いたい。
 (4)、本部港のクルーズ船寄港拠点整備に向けた計画について、整備の概要と供用開始時期等について伺いたい。

答弁 宮城土木環境部長

次に、観光振興についての御質問の中で、クルーズ船の寄港の状況と今後の方針についての御質問にお答えいたします。
 平成28年のクルーズ船の寄港予定回数は、那覇港187回、石垣港144回、平良港109回、中城湾港12回、その他5回、計457回となっており、沖縄本島では那覇港に集中している状況であります。
 県としては、クルーズ船を利用した観光振興に資するため、中城湾港を含めた寄港地の分散化により、寄港回数のさらなる増加を図る必要があると考えております。このことから、中城湾港や本部港において、クルーズ船の大型化に対応するため、国と連携して港湾施設の整備を進めていきたいと考えております。
 次に、本部港のクルーズ船寄港拠点整備についての御質問にお答えいたします。
 本部港では、北部地域の物流、観光・リゾートの振興、離島交通の拠点としての港湾の整備を進めております。クルーズバースについては、2万トン級のクルーズ船が接岸可能なマイナス9メートル岸壁220メートルの整備を平成26年度までに行っております。
 現在、国は、北部地域振興に資する港湾整備に関する検討会において、受け入れ対象船舶の規模等について検討を行っており、県としては、さらなるクルーズ船の大型化に対応するため、国と連携して取り組んでいきたいと考えております。

そしてもう一つは、観光振興について再質問いたします。
 クルーズ船寄港が増加している中で、先ほど答弁しておりました石垣が140、平良・中城・本部と、たしか名護のほうにもことし入る予定になっていると思いますが、まずこれをお答えください。それと、那覇の一極集中型ではなくて、私は中城湾港はもちろん、中部の北谷町・宜野湾、この西海岸地区にもクルーズ船の寄港を要請したいと思っております。

嘉手苅文化観光スポーツ部長

クルーズ船の名護への寄港に関する再質問にお答えいたします。
 沖縄本島や先島に寄港しておりますスタークルーズ社が名護に寄港するという報道がございました。県のほうで、受け入れを行います船舶旅行代理事業者に確認しましたところ、名護漁港のほうへ沖どめによる寄港を検討しているということでございます。時期的なものとしては8月の下旬と聞いておりますが、現在漁港管理者などと寄港に向けた許可を得るべく調整を行っていると聞いております。
北谷とか中部方面の方は、まだ私どもでは情報をとっておりません。

平成28年 第 1回 沖縄県議会(定例会)第5号  2月26日

答弁:前田文化観光スポーツ部長
7、観光振興について。
 (1)、観光客1000万人を達成するには国内客の大幅な増加が必要であるが、国内観光地との競合や新たな観光資源の開発など、今後の取り組みを伺いたい。
 (2)、本県観光の好調な推移を支えるクルーズ船の2015年の寄港が過去最多となったようだが、本島、離島(石垣港・平良港)における寄港の推移と受け入れ体制の整備について伺いたい。

答弁:前田文化観光スポーツ部長

観光振興についての御質問の中の、本島や離島における寄港の推移と受け入れ体制の整備についてお答えいたします。
クルーズ船の寄港回数の推移については、本島では2013年57回、2014年82回、2015年116回、石垣島では2013年65回、2014年73回、2015年86回、宮古島では2013年1回、2014年3回、2015年13回となっており、各港とも年々増加しております。
 受け入れ体制については、地元自治体と関係機関で構成されているクルーズ促進協議会に県も参画するほか、各寄港地で開催される歓迎セレモニーや臨時観光案内所の設置等に対し財政支援を行っております。

平成26年 第 2回 沖縄県議会(定例会)第 2号 2月26日

答弁:湧川文化観光スポーツ部長
7、本県観光の将来展望について。
 本県は、第5次県観光振興基本計画において、平成33年(2021年)における目標フレームとして、観光収入1兆円、観光客1人当たりの県内消費額10万円、入域観光客総数1000万人の目標を設定しております。沖縄観光の現状は、格安航空(LCC)の就航や大型クルーズ船の寄港回数の増加、さらに円安の進行で海外観光客の誘致促進と追い風も吹いている状況にあります。
 2013年度の目標である630万人を達成し、過去最高となる見込みとなっており、県が2007年度から設定してきた単年度目標が初めて達成されるなど、本県観光の将来展望が見えてまいりました。また、民間の調査機関によると、2012年度の旅行満足度調査で、沖縄旅行を満足と答えた割合が91%で2年連続全国1位となっており、観光地や郷土料理など高い評価を得ていることもプラス要因となっているようであります。
 
本県観光は、県内産業を牽引するリーディング産業として大きな役割を担っており、今後とも県経済の柱として成長させなければなりません。一方、観光で最も経済に貢献する1人当たりの観光消費額については、2009年に7万円を割り込み6万6603円となり、2011年度には6万8427円と若干回復したが、2012年度の国内客1人当たりの消費額は前年度を下回り、リーマンショックの影響で過去最低となった2009年度に次ぐ低水準となった。観光客はふえながら消費額は上がらないとなりますと、本県観光の将来展望が懸念されることから、本県観光の質的向上・転換が待たれております。現在、県が整備検討を進めている2万人収容の県内最大の大型MICE施設の整備促進が期待されております。
 そこで伺います。
 (4)、外国人観光客誘致に期待できるクルーズ船の寄港がことしは最多となる見通しのようだが、県内の受け入れ体制と寄港数増加に伴う臨港環境の整備状況について伺いたい。

答弁:湧川文化観光スポーツ部長

次に、クルーズ船の受け入れ体制についてお答えいたします。
 沖縄県では、クルーズ船の寄港時に、乗客の満足度向上のため、市町村が中心となって実施している臨時観光案内所や両替所の設置、歓迎セレモニー等に対し支援を行っております。また、船会社や旅行会社からの要望に応じて、港から市街地までのシャトルバスを運行するほか、新規寄港や1泊停泊する船等に対して、ミス沖縄や芸能団体の派遣などを行っております。さらには、市町村、CIQ等の国の関係機関、旅行事業者等で構成する「沖縄県クルーズ促進連絡協議会」を設置し意見交換を行うなど、官民一体となった受け入れ環境の充実やプロモーション活動に取り組んでおります。このような取り組みも相まって、平成25年のクルーズ船の寄港回数は126回、海路による外国人入域客数は17万3400人となっており、平成26年については167回の寄港が予定されている等、順調に拡大しております。

答弁:當銘土木環境部長

本県観光の将来展望についての御質問の中で、クルーズ船の寄港増加に伴う臨港環境の整備状況についてお答えいたします。
 県内のクルーズ船の寄港増加に伴う臨港環境の整備について、那覇港は国際旅客ターミナルビルの整備を那覇港管理組合で行っており、平成26年4月から供用開始予定であると聞いております。また、国が整備を進めている臨港道路若狭2号線は、平成26年夏ごろの完了予定であると聞いております。さらに、その他の大型クルーズ船対応バースについては、本部港、石垣港において整備が推進されているところでございます。

PAGE TOP