活動実績

交通渋滞緩和の為の手段 高速船の活用について

平成29年第3回沖縄県議会(定例会)第3号6月30日

4.観光振興について

(5) 那覇空港滑走路増設に伴い1000万人観光立県 1兆円観光産業を目指していたが1000万人観光から1200万人への引き上げに伴い国道・県道の交通渋滞が予測されるが、その対策と課題について 私が提案した2次交通による高速船の活用 那覇から北谷まで15分、名護まで30分、本部まで40分(海上タクシー)についての検討はしたか

【答弁 川満企画部長】
4、観光振興についての中の(5)、高速船を活用した交通渋滞対策についてお答えいたします。
沖縄県は、自動車への依存度が高い地域であり、県民の自動車保有台数も年々増加するなど、日常的に交通渋滞が発生する状況にあります。加えて、沖縄を訪れる観光客の急激な増加により、今後さらなる交通渋滞も予想されることから、本島内の移動については、陸路のみならず、海路も含めた多様な交通手段を検討する必要があると考えております。そのため、県では今年度、県北部と南部を結ぶ高速船等の導入について、想定される需要量や採算性、利便性の高い運航形態等の調査を実施する予定であります。

次に、高速船について再質問行います。
先ほど答弁いただきましたけれども、私は、これまで過去2回、高速船については質問しております。当時、知事公室長が企画部長のとき、県は検討しておりませんと、考えておりませんという答弁でありました。また、知事は、大田県政のときにうまくいかなかったと。高速船はつくったけれども、第三セクターがうまくいかなかったと答弁ありました。しかし、その後ぜひ検討していきたいという答弁もありましたけれども、この二、三年で検討したんでしょうか。

【答弁 川満企画部長】
お答えいたします。
今年度調査を始めるということにしておりまして、内容としては、旅客の需要であるとか、今非常に検討すべき項目が幾つかあるものですから、今年度県が調査をした上で、具体的に検討を進めたいということでございます。この二、三年でやったということではございません。

ではない。

【答弁 川満企画部長】
はい。

知事、僕はそのとおりだと思っています。県の腰が重たいものだから、我々照屋会長初め自民党会派で二階幹事長、そして菅官房長官、鶴保沖縄担当大臣に直接要請しました。それで、内閣府も新聞に載っているとおり(資料を掲示) こうして国も挙げてやっていきたいという方向性で進んでいるんですが、国単独でやろうとしているのか、県単独でやろうとしているのか、一緒にやろうとしているのか示してください。

【答弁 川満企画部長】
お答えいたします。
内閣府が本年5月に策定しました交通モードの多様化等の取り組みについて承知しておりますが、それらを見ながら、県が単独で調査をしようということでございます。

ぜひ高速船につきましては、沖縄観光に欠かしてはならない高速船だと思っていますので、よろしくお願いします。

平成28年第6回沖縄県議会(定例会)第4号12月8日

4、県内社会資本整備について。 (2)、新たな道路設備としての2次交通、那覇から名護までの1時間の鉄軌道導入、那覇から中部(北谷・嘉手納・読谷)、北部までの高速船の活用、海のインフラ整備等、そのためにも国、県、市町村との連携や共通認識・課題が必要だと思うが、県の見解について。【答弁 下地企画部長】
次に、県内社会資本整備についての御質問の中の、国、県、市町村との連携についてお答えいたします。
本県の交通インフラの整備においては、国、県、市町村等関係機関と連携を図ることが重要であると認識しております。陸上交通においては、基幹バス構想の実現に向けて、国、県、市町村等で構成する協議会を設置しているほか、構想段階としての鉄軌道の計画案づくりにおいても、本島26市町村で構成する市町村会議を設置し、情報共有や意見交換等連携を図りながら検討を進めているところであります。なお、本島内の各地点を結ぶ海上のインフラについては、沖縄本島の地形が縦長なため、距離や時間短縮等、海上交通の優位性が低いものと考えております。

それともう一つは、1000万観光立県、1兆円観光産業に間違いなく国道が渋滞します、県道。それに向けて、2次交通として、高速船で中北部に入る高速船の導入、よろしくお願いしたい。いかがでしょうか。

【答弁 下地企画部長】
過去にマーリンとかあさひとかいろいろ海上交通、やったことがございますが、なかなかうまくいかなかったということもあります。提案のとおり、交通渋滞が激しいのはわかっておりますので、本島と各地を結ぶ海上交通が旅客の需要だとか、あるいは旅客船とかの船員の確保、それから港湾施設の整備、その他事業の採算性等、その費用対効果を含めて可能性があるのかどうか、可能性調査を行う検討をしてまいりたいと思っております。

平成28年第3回 沖縄県議会(定例会)第2号7月5日

2、観光振興について。
2015年度の本県の入域観光客数は、前年度比で10.7%増の793万6300人となり、過去最高記録を更新し、外国からの観光客が前年度比で、実に69.4%増の167万300人と大幅な伸びとなり、全体を押し上げたのが最大の要因のようであります。県は、2021年までに観光客1000万人達成を目標に掲げております。来年度の目標である840万人は、海外からの観光客の増加が今後も見込めることから可能であるとしても、1000万人観光客誘致を見込むには、国内観光客の大幅増が不可欠であると考えます。県の戦略的な取り組みを期待するものであります。
そこで伺います。

(5)、観光客の増加や国道58号の交通渋滞緩和のため、高速船の導入、活用が必要と考えるが県の考えを伺いたい。

【答弁 下地企画部長】
まず、観光振興についての中の、交通渋滞緩和のための高速船の導入・活用についてお答えいたします。
沖縄県は、極めて高い自動車依存型社会が形成され、交通渋滞が日常化しており、沖縄県総合交通体系基本計画において、体系的な道路網の整備や、過度な自家用車利用から公共交通利用への転換が重要であることが示されております。そのため、はしご道路を初めとする幹線道路ネットワークの整備を行うとともに、バスロケーションシステム、IC乗車券システムやノンステップバスなどの導入等、路線バスを初めとする公共交通の利用環境改善等に取り組んでおります。
現時点においては、交通渋滞対策として、高速船の活用は予定しておりません。

平成27年第2回 沖縄県議会(定例会)第5号6月30日

3、観光振興について。
(5)、1000万観光立県に向けて、国道58号交通渋滞緩和のための手段として高速船の活用を求める。(海上タクシー・クルーズ船)
ア、那覇空港拡張整備に伴い、空港内あるいは近くに港湾整備をし、那覇から北谷町約15分、嘉手納町20分、読谷村25分、恩納村30分、名護市40分、本部町50分と高速船を活用し、1000万観光立県に向けての海上のインフラ整備はできないか。
イ、港近くを整備しタクシー、バス、レンタカーなどと連携し、国道・県道・中北部の交通渋滞の対策はできないか。

【答弁 謝花企画部長】
次に、観光振興についての御質問の中の、高速船を活用した交通渋滞対策についてお答えいたします。3の(5)アとイは関連いたしますので、恐縮ですが一括して答弁させていただきます。
沖縄県は、極めて高い自動車依存型社会が形成され、交通渋滞が日常化しております。沖縄県総合交通体系基本計画において、交通渋滞の緩和策として、体系的な道路網の整備や、過度な自家用車利用から公共交通利用への転換が重要であることが示されております。そのため、はしご道路を初めとする幹線道路ネットワークの整備を行うとともに、バスロケーションシステム、IC乗車券システムOKICA、ノンステップバスなどの導入や系統別カラーリング等、路線バスを初めとする公共交通の利用環境改善等に取り組んでおります。現時点においては、高速船を活用した交通渋滞対策は予定しておりません。

次は、観光振興について。
ア、1000万観光立県に向けて、私先ほど国道58号交通渋滞その対策はどうかと。
それは1000万観光立県に向けて那覇空港も拡張整備を進めております。間違いなく1000万観光になると沖縄の交通機能が麻痺すると思っています。謝花部長は答弁で、現時点で海のインフラ整備そういったのは一切考えていないと答弁がありましたけれども、私は1000万観光立県に向けて海上のインフラ整備は避けて通れないと思っております。やはり、100キロまたは100キロ以上の高速船を活用した中北部のインフラ整備はすべきだと思っていますが、知事いかがでしょうか。

【答弁 翁長知事】
今の御説明はもっともだというふうに思っております。しかし、大田県政のときに高速船を取り入れましたけれども、なかなか前に行かなかったという経緯がございます。こういった費用対効果を含め早目にそういったことにも検討しながら陸上の部分、海上の部分いい形で将来生かせられたらいいと思っていますので、これから担当部局とこの件についても調査研究をしていきたいと思っております。

知事、大田県政のときと今の時代と比較されては困ります。当時は500万観光もない時代なんですね。それと、この沖縄観光ロードマップ(資料を掲示) この中に、知事、ちゃんとあるんですよ。この……
知事、この中に観光、もし文化観光スポーツ部長答弁できたらお願いしたいんですが、この中に高速船も渋滞、効果があると私は思っている、それで提案しています。やはりこの沖縄に観光で来た方々が沖縄の交通渋滞に巻き込まれて、もう二度と来たくないとそういう不快感を与えることなく、中北部に30分、ましてや40分で高速船で行く。例えば、それ以外にのんびりとして行きたいという人たちはクルージングでも結構だと思っています。そういった意味では、鉄軌道イコール、鉄軌道はもう御承知のとおり時間がかかるんです。1000万観光立県に向けて私は今年度からそういうチームをつくっていただければ、来年、再来年には実現できると思っているんです。この観光の中にも知事、うたわれております。
ぜひ、もし部長、答弁できるならば……。

【答弁 前田文化スポーツ観光部長】
ロードマップにおいて、そういった形で検討と記載をいたしましたのは関係部局とも内容について調整しながら記載をしたところでございます。今後、議員からございますように観光客1000万人に向けて2次交通、非常に課題としてはあると思います。そういう中で、海上交通についての検討ということについては示唆を含んだ御提言と受けとめまして、今後、庁内関係部局と意見交換をしていきたいと思っています。

実は、私、知事、この高速船も含めて、あと東京オリンピックそしてMICE施設、USJ、いろんな形で沖縄が注目されると思っています。そのときにその沖縄に来るリピーター、観光客の皆さんが飽きないようにいろんな仕掛けが必要だと思っているんです。そういった意味では先ほど提案しました海の牧場、本土にある海洋牧場と海の牧場違います。インターネットで海洋牧場と入れるのは、本土・福岡にもあります。あの牧場と私が提案する海の牧場全く違います。
沖縄は御承知のとおり海洋県なんです。ウミンチュも365日海に出られません。3分の1出ればいいほうだそうなんです。ダイビングもあります。そこで海がしけても台風以外に沖縄の観光を世界または本土にもアピールするための海の牧場、例えばジンベイザメ、そしてヤイトハタ、ナポレオンフィッシュがある部屋、敷地をつくってここでダイビングをする。また、定置網でとれた魚そこをその日ですぐ水揚げするんではなくて、競りのコントロールをしながら海がしけたときにはこの定置網から魚をとって供給をすると。その市場のコントロールをしながら、つくり育てる漁業も必要だと思っているんです。そういった意味ではこの高速船、観光牧場も一緒なんですよ。ぜひ、1000万確保に向けて知事の見解をお聞かせ願いたいと思います。

【答弁 翁長知事】
大変情熱あふれる夢のある話をしていただきました。高速船と海の牧場がどういう形でつながるかということ等も含めて、ある意味では特に海の牧場のほうにおいては私も規模を含め、あり方についてはまだ自分なりに研究したことはありませんので、今のお話を聞きましたのでぜひ担当部局とそういったこと等も踏まえながら、これから勉強しながら1000万人観光、2000万人観光に備えられるような魅力あるものに向けて頑張っていきたいと思います。

ぜひ、知事、この件については1000万観光に向けて取り組んでいただきたいと思います。

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